【FX基本用語辞典第二話】通貨ペアを理解しよう！

FX（外国為替証拠金取引）を始めるなら、まず「通貨ペア」を理解することが大切です。通貨ペアは、FX取引の基本であり、利益を得るための鍵となる要素です。

この記事では、通貨ペアの基本、基軸通貨とクロス通貨の違い、そしてメジャー通貨ペアとマイナー通貨ペアの特徴について解説します。これを読めば、通貨ペアに関する知識がしっかり身につくはずです！

通貨ペアの基本

FXでは、必ず2つの通貨を組み合わせた「通貨ペア」で取引を行います。通貨ペアは、1つの通貨を「買う」ためにもう1つの通貨を「売る」という形で成り立っています。

たとえば：

通貨ペアの表記は「基軸通貨（買う通貨）/決済通貨（売る通貨）」の順になっています。

通貨ペアには「為替レート」がついています。たとえば、USD/JPYが130.50であれば、「1ドルを買うのに130.50円が必要」という意味です。為替レートは世界中の需要と供給によって常に変動しており、この変動を利用して利益を得るのがFXです。

通貨ペアには「基軸通貨を含むもの」と「基軸通貨を含まないもの」の2種類があります。この違いを理解することは、通貨ペア選びの重要なポイントです。

基軸通貨とは、世界中で最も多く取引される通貨のことを指します。現在の基軸通貨は**アメリカドル（USD）**であり、FX市場でもドルを含む通貨ペアが最も多く取引されています。

基軸通貨を含む通貨ペアは、取引量が多く、為替レートの変動が比較的安定しているため、初心者にもおすすめです。

クロス通貨は、基軸通貨（ドル）を含まない通貨ペアのことです。たとえば：

クロス通貨は、直接取引が行われるのではなく、ドルを介して取引されるため、為替レートの動きが複雑になることがあります。

初心者は、まず基軸通貨を含むペアから始めるのがおすすめです。

通貨ペアには「メジャー通貨ペア」と「マイナー通貨ペア」という分類があります。これらの特徴を理解して、自分に合った通貨ペアを選びましょう。

メジャー通貨ペアは、世界で最も取引量が多い通貨ペアを指します。基軸通貨（ドル）を含むペアが中心です。

代表的なメジャー通貨ペア
- USD/JPY（ドル円）
- EUR/USD（ユーロドル）
- GBP/USD（ポンドドル）
- USD/CHF（ドルスイスフラン）
特徴：
- 取引量が多い：市場参加者が多いため、為替レートが安定している。
- スプレッドが狭い：取引コストが低い。
- 初心者向け：値動きが予測しやすく、学びやすい。

マイナー通貨ペアは、取引量が少ない通貨ペアを指します。基軸通貨以外の通貨が含まれる場合が多いです。

代表的なマイナー通貨ペア
- EUR/AUD（ユーロ豪ドル）
- GBP/NZD（ポンドニュージーランドドル）
- TRY/JPY（トルコリラ円）
特徴：
- 取引量が少ない：市場参加者が少ないため、為替レートが不安定になりやすい。
- スプレッドが広い：取引コストが高くなる傾向がある。
- 値動きが大きい：短期間で大きく変動することがあるため、リスクが高い。